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昔ながらの風合いを活かしつつ通風・断熱・採光に考慮した和風モダンなLDKに。

施主さまとの出会い・リフォームのきっかけ

鳥取ガスグループショールーム「サルーテ」にご来場され、その際に見ていただいたモデルルームを気に入っていただきました。

施主さまのこだわりポイント

「風通しが悪く夏場とても暑い家なので、暑さ対策・通風を改善したい」「昼間でも照明が必要な居間・台所なので、明るくしたい」「既存の無垢柱や梁を生かした、明るいLDKにしたい」「建築材料は、建材ではなく、味わいの有る天然素材を使いたい」など、何点かご要望をいただきました。

提案プランを考える際に注意したことや、こだわったポイント

設計ポイントとして、通風・断熱・採光に重点を置きご提案しました。3部屋を1部屋とするため、可能な限り支障物を減らし、風の通り道ができるよう工夫するとともに、古民家のリフォームということで、新・旧取り合い部分のバランスに気を使いました。
リビングからダイニングまで1つの空間とし、支障物を可能な限り減らし、通風に配慮しました。また、暑さ対策として、天井裏に断熱材、屋根裏に換気扇の取り付け、西外壁面に浮き壁の空気層をつくりました。採光ではトップライトやガラス瓦を採用し、昼間でも暗い空間に光を取り入れる工夫を行い、床材には肌触りが良く冬暖かく、時間経過と共に趣の出る、杉板の無垢材の採用などのご提案をしました。

施工時のエピソードや技術的に難しかったこと

設計当初、ダイニングの天井はクロス仕上を予定していましたが、解体時に、状態がとても良い梁や2階床組が表れたので、一体感を出す為に、急遽そのまま見せるように変更しました。そのため、木部磨きの色合い調整や、新旧取り合い部分が難しくなりました。また、壁仕上・建具等が各空間に調和するよう、施主さまと何度も打合せをし決定しました。